◆ 鍼をはじめたきっかけ
私は基礎体力が少ない方なので、元気になれることは積極的に試してきました。出産後には頭の重い感じや指先の痺れでとても辛く、母のすすめで初めて鍼治療を受けました。すると頭や指の症状がすーっと消えて、すごく楽になったのです。もう治らないと諦めていたので、鍼治療ってすごいなぁと思いました。
その後20年以上、ずっと同じ先生の鍼治療でどんどん元気になったので ”この先生の鍼を受け継ぎたい" という一心で鍼灸師になりました。からだが楽になって喜んでいただけると、私にとってこれにまさる喜びはないのです。
◆ 刺さない鍼をはじめたきっかけ
鍼灸師として3年ほど経た頃の事でした。腰の痛みで月に1~2回の施術を続けて、次回の来院までずっと楽に過ごせる方と、帰宅するまでにはもう痛くなる方の2パターンいらっしゃる事に気づきました。そこで、生活スタイルや施術頻度などの違いで楽さに個人差はあっても ”もっと鍼で楽になってもらうにはどうしたらいいだろうか ? ” と考えて研究を重ねました。
その結果、一般的な鍼に加え”刺さないタイプの鍼”も活かすことにたどり着きました。”刺さない鍼”による滞ったツボへのアプローチを考案してからは、”鍼だけでは取れない痛みがようやく取れた” ”鍼だけのときよりずっと楽です” などの感想をいただけるようになったのです。
こちらはオリジナルの刺さない鍼として『うたし鍼』と名付けました。これからも、2種類の鍼でもっと身体が楽になって喜んでいただけるとたいへん嬉しく思います。
◆ 「うたし庵」の由来
心理学博士 小林 正観 先生は「人に『うれしい・たのしい・しあわせ』と喜ばれる」ことを唱えておられました。鍼灸でからだが楽になって喜んでいただけるように、こちらの頭文字「う・た・し」を屋号に取り入れています。正観先生とのとっておきのエピソードをお聞きになりたい方には、施術中にゆったりとお伝えしております。
◆ 医療従事者として
看護師
2003年 病院、人間ドック勤務
2011年 クリニック勤務
2020年 保健所勤務
2021年~ 救護
鍼灸師
2014年 漢方内科勤務
2014年11月9日 「うたし庵」 開業
延べ5000人以上施術
『どのような症状も楽にできる 鍼の伝銅師』です。どうぞよろしくお願いいたします。(*伝銅は銅の鍼にちなんでおります)